スイッチでWindowsを操作する方法 その2|アクセシビリティ機能のキホン

こんにちは、今日のてくのブログです。

前回の続きで、Windows のスクリーンキーボードをスイッチで操作する標準アクセシビリティ機能についてです。今回は知っていると便利な機能について紹介してみたいと思います。

ちなみに今回もWindows 10を使って紹介していきますので、Windows のバージョンによっては多少異なる情報もあるかもしれません。予めご了承くださいませ。

それではまいりましょう。

スクリーンキーボードの大きさを変える

昔からWindowsをつかっている人は記憶にあるかもしれませんが、XP以前ではオンスクリーンキーボードのウィンドウサイズは変更できませんでした。でも今では、他のソフトウェア同様に変更できるようになりました。

サイズを変える
サイズを変える

スクリーンキーボードの表示位置を変える

スクリーンキーボードの表示位置も変更することができます。マウスでドラッグして位置を変えられるのはもちろんですが、スイッチ利用者自身が位置を変更することができます。

スクリーンキーボード上の「上に表示」や「下に表示」を選択してみてください。

もしスクリーンキーボードの下に作成中の文章が隠れてしまっても、表示位置を変えれば作業を続けられますよね!

さらに、スクリーンキーボードを画面下部に固定して表示することもできます。

表示位置を変える
表示位置を変える

スクリーンキーボードを透過表示にする

スクリーンキーボードの下に隠れた部分を確認する方法はもう一つあります。スクリーンキーボード上の「透過表示」を選択すれば、一時的にスクリーンキーボードが薄くなり、下にある部分が透けて見えるようになります。

sc_wd06

テンキーと位置キーを表示(非表示)にする

使わないときは、テンキーと位置キーを非表示にすることもできます。キーボード上の「オプション」を選択すると、オプション設定内容が表示されます。

  • テンキー表示(非表示) :「テンキーを有効にする」にチェックマークを入れる(外す)
  • 位置キーの表示(非表示) :「画面上での移動をしやすくするようにキーを表示する」にチェックマークを入れる(外す)

という感じで設定できます。

160218_3
テンキーと位置キーの表示/非表示

と、ここまで主に文字入力に関する機能を紹介してきましたが…

パソコンは文字入力だけじゃないでしょ。

という声が聞こえてきそうです。おっしゃる通りです。パソコンにはマウスで操作する機能もあるのです。それが使えないと、とっても困ってしまいます…

 

 

 

 

 

 

安心してください。使えますよ!

 

 

 

 

 

Windows PCは、ほぼすべての機能がキーボードから操作できるのです。キーボードナビゲーション機能というのですが、ショートカットキーアクセラレーターキーなどを活用します。

ショートカットキー

例えば、印刷は「Ctrl」+「P」というショートカットキーで印刷のためのウィンドウが開きます。各項目の移動は「Tab」や「矢印」で行い、決定は「Enter」、キャンセルは「Esc」で行うことができます。

ショートカットキーは、メニューに表示されている場合があります。左の図では、メニューバーから編集を開くとコマンドの横にショートカットキーが併記されています。例えば、コピーは「Ctrl」+「C」だということがわかります。

コピーするときは「Ctrl」+「C」
コピーするときは「Ctrl」+「C」

アクセラレーターキー

例えば、メモ帳で「Alt」を選んだ後に「E」を選んでみてください。そうすると、右図のようにメニューバーの編集が開きます。さらにコピーの横に(C)とあります。この状態でキーボードの「C」を選択するとコピーが実行されるのです。この一連の操作キーのことをアクセラレーターキーといいます。

アクセラレーターキー
アクセラレーターキー

最近のソフトウェアはメニューバーの代わりにリボンという表示に変わっている場合もありますが、同じように操作できます。

リボン表示の場合は、「Alt」を選択すると各ボタンの上に小さなアルファベットが表示されます。そのアルファベットを選択すればそのコマンドが実行されます。

リボン表示でも同じように操作できる
リボン表示でも同じように操作できる

ショートカットキーはたくさん種類があるので、マイクロソフトのサイトで確認してみてください。

すべてのマウス操作をスイッチ&標準スクリーンキーボードで代替することは難しいですが、キーボードナビゲーションを活用すればスクリーンキーボードだけでWindows PCを操作することができます。

ちなみに、私たちが開発、販売しているオペレートナビというソフトには、スクリーンキーボードからマウスを操作する機能があります。

 

というわけで、スイッチでWindows PCをひと通り操作できることが、おわかりいただけましたでしょうか?

でも実はまだ一つ、大きな問題が残っているのです…

パスワードの入力はどうするの!?

そうです。再起動したときにスクリーンキーボードが表示されないと、パスワードを入力できないですよね??

 

 

 

 

 

 

安心してください。オプションにありますよ!!

 

 

 

 

 

「サインイン時にオンスクリーンキーボードを開始するかどうかを指定」をクリックすれば、コンピュータをどのようにに使用するかを設定するウィンドウが開きます。このウィンドウ内の「スクリーンキーボードを使用します」にチェックマークを入れてください。

安心してください。オプションにありますよ!
安心してください。オプションにありますよ!

これでパスワードを入力するときも、スクリーンキーボードが表示されるようになります。

 

ということで、2回にわたってWindowsのスクリーンキーボードをスイッチで操作する標準アクセシビリティ機能を紹介してきました。

次回は違うOSのことを書こうかなと思っています…

それではまた~。

【アクセシビリティ機能のキホン 他の記事はこちら】

① IT機器をスイッチで操作! アクセシビリティ機能のキホン

② スイッチ操作の仕組みと「なんでもワイヤレス」|アクセシビリティ機能のキホン

③ スイッチでWindowsを操作する方法|アクセシビリティ機能のキホン

④ スイッチでWindowsを操作する方法 その2|アクセシビリティ機能のキホン

⑤ スイッチを選ぶときに便利なサイト3選!!|アクセシビリティ機能のキホン 番外編

スイッチでMacを操作する その1|アクセシビリティ機能のキホン

スイッチでMacを操作する その2|アクセシビリティ機能のキホン

スイッチでMacを操作する その3|アクセシビリティ機能のキホン

 

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スイッチでWindowsを操作する方法|アクセシビリティ機能のキホン

こんにちは。

さてさて、2週間ぶりの続編、「アクセシビリティ機能のキホン」シリーズ第3回をお届けします。

今回からOSごとに紹介してまいります。まずはWindowsから。

この記事ではWindows 10を使って紹介していきますので、Windows のバージョンによっては多少異なる情報もあるかもしれません。予めご了承くださいませ。

Windowsをスイッチ操作できるアクセシビリティ機能

sc01

早速ですが、実はスクリーンキーボードの起動方法は複数あります。

  1. いちばん一般的なのは、「コントロールパネル」>「コンピュータの簡単操作」>「コンピュータの簡単操作センター」>「スクリーンキーボードを開始します」という手順。cp

※参考までに、スクリーンキーボード以外のさまざまな標準アクセシビリティ機能は、ここで紹介した「コンピュータの簡単操作センター」にまとめて収録されています。

 

  1. 次はショートカットバージョンで、超カンタン。Windows10ではスターボタンの横にある「WebとWindowsを検索」に「OSK」とキーボードでタイプしてEnterキーを押すだけです。これは支援者や「物理的なキーボードは何とかタイ
    プできるんだけど時々、スクリーンキーボードを利用したいなぁ・・・」という人におすすめの起動方法です。

start01

 

  1. はい、3つめです。タブレットモードでWindows10を利用している人なら、「スタート」>「設定」>「簡単操作」>「キーボード」>「スクリーンキーボード」で起動できます。

tablet_sc

 

スクリーンキーボードの基本機能

このスクリーンキーボードは標準では、マウスでキーをクリックすると入力とみなされます。でもマウスクリック以外の方法も準備されているのです。

1つ目は「キーをポイントする」。これはマウスポインターをキーの上に一定時間、停留させれば入力される方式です。要は、マウスは動かせるけどクリックが難しい人向けの利用方法です。

dwell_point

op_point

2つ目がこのシリーズの本題“スイッチでパソコンを操作する”ための設定「キーをスキャンする」。これを有効にすると、スクリーンキーボード上をスキャンカーソル(横長の帯)が上から下に向かって自動移動するようになります。

sc_anim

さて、その設定ですがとてもシンプルです。①自動移動するスキャン速度と、②どのキーの入力でスキャンを開始するか、の2つです。

例えば、左の図では、外部からスペースキーの入力があれば、カーソルの移動が開始され、それは1秒毎に移動していきますよー、という設定です。

op_scan

ここで登場するわけですよね、「なんでもワイヤレス」!

なんでもワイヤレスBluetoothキーボードとして認識されるわけですから、スペースキーを設定したポートにお好みのスイッチを接続すればOKなのです。前回のブログ記事「スイッチ操作の仕組みとなんでもワイヤレス|アクセシビリティ機能のキホン」を参考にしてくださいね。

nandemo310

ということで、今回はここまで。次回は「スクリーンキーボードの上手な使い方」にしようかな・・・。

それではまた~。

【アクセシビリティ機能のキホン 他の記事はこちら】

① IT機器をスイッチで操作! アクセシビリティ機能のキホン

② スイッチ操作の仕組みと「なんでもワイヤレス」|アクセシビリティ機能のキホン

③ スイッチでWindowsを操作する方法|アクセシビリティ機能のキホン

スイッチでWindowsを操作する方法 その2|アクセシビリティ機能のキホン

⑤ スイッチを選ぶときに便利なサイト3選!!|アクセシビリティ機能のキホン 番外編

スイッチでMacを操作する その1|アクセシビリティ機能のキホン

スイッチでMacを操作する その2|アクセシビリティ機能のキホン

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スイッチ操作の仕組みとなんでもワイヤレス|アクセシビリティ機能のキホン

こんにちは。

さてさて、「アクセシビリティ機能のキホン」シリーズ第2回です。

今回はまず、

スイッチ操作の仕組み

を理解しましょう。

OS標準のアクセシビリティに含まれる、スイッチによる操作機能は、たいてい何かしらのキーコードの入力があるとスキャン動作を始めるようにできています。例えば、下の写真のようにWindows のスクリーンキーボードは、「キーをスキャンする」というオプションを有効にすると、キーボードのスペースキーを押すだけでスキャンが始まります。

sc_anim

スイッチで操作する機能の名称はOSによって異なりますが、各OSともに、どのキーコードの入力を以ってスキャン開始とするかを任意に設定することができます。下の写真は、Windows とMac の設定画面です。

sc_win_mac

OSによる名称の違い

  • Windows :スクリーンキーボード
  • Mac      :スイッチコントロール
  • Android     :スイッチアクセス
  • iOS              :スイッチコントロール

各OSのスイッチ操作機能は、別の回で詳しく解説します。ここでは、「キーコードで動く」ということを理解してくださいね~。

そこで、なんでもワイヤレスの登場。

なんでもワイヤレス」は、パソコンやタブレットやスマホのBluetoothのキーボードデバイスとして認識されます。つまりペアリングが完了すると、「なんでもワイヤレス」からはキーコードを送出することができます。

nandemo310

そうなんです!

なんでもワイヤレス」にあなたがお持ちのスイッチを接続してスイッチを押すと、キーコードが出るのです。で、スキャンが始まるのです~。(やっとたどり着いたぁ)

 

1つのスイッチでオートスキャン、2つのスイッチでステップスキャン、5つのスイッチでダイレクトスキャン(左/右/上/下/決定)など、アプリ側の多彩なスキャン方法に対応します。

ちょっと高いなぁ…

という声をいただきますが、それなりの理由があるので、ちょっと聞いていただけるとウレシイです。なんでもワイヤレスは

  • Bluetooth接続の安定性
  • スイッチを5つまで接続できること
  • 5つそれぞれの役割を変更できる拡張性
  • バッテリーの持ちや安全性
  • OSが「なんでも」使えること

に、こだわって開発しました。

特に商品名になっているOSが「なんでも」使えるという点は、国内はもとより海外の同様の商品と比べても多才であることは間違いないと思います。

なんでもワイヤレスの詳しい使いかたは、このシリーズの最後の方でにじっくり解説しようと思います~。

次回以降は、各OSごとのスイッチによる操作機能について解説していく予定です。乞うご期待!!

それではまた~。

【アクセシビリティ機能のキホン 他の記事はこちら】

① IT機器をスイッチで操作! アクセシビリティ機能のキホン

② スイッチ操作の仕組みと「なんでもワイヤレス」|アクセシビリティ機能のキホン

③ スイッチでWindowsを操作する方法|アクセシビリティ機能のキホン

スイッチでWindowsを操作する方法 その2|アクセシビリティ機能のキホン

⑤ スイッチを選ぶときに便利なサイト3選!!|アクセシビリティ機能のキホン 番外編

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IT機器をスイッチで操作! アクセシビリティ機能のキホン

こんにちは。

いまのところMOMOばっかり紹介しているこのブログですが、もちろんテクノツールは他の仕事もやっております。むしろMOMOなんて新参者でして、創業してからずっとコミュニケーション支援機器をつくってお届けすることをメインの仕事としてまいりました。

コミュニケーションといっても色々ありますが、我々のやっていることは主に、スイッチでパソコンやタブレットやスマホを操作するということです。例えば「オペレートナビ(通称『オペナビ』)」という、ワンスイッチでWindows が操作できるようになるソフトを開発・販売しています。が、これらの商品についてはまた今度触れたいと思います。

オペナビのような特別なソフトがある一方で、最近はOS標準のアクセシビリティ機能が充実してきています。特別なソフトを使わなくても、OS標準のアクセシビリティ機能を活用すれば、「ある程度」のことはスイッチで操作することができます。

OS標準のアクセシビリティ機能

ということで、本題です。

OS標準アクセシビリティ機能」とは、さまざまな理由でキーボードやマウス、タッチパネル操作が困難な方のために、OSに最初から備わっている操作補助機能のことです。まっ、簡単に言うと、みなさんが操作しやすいように設定変更できる機能なんです。

これがまた、あまり知られていない!

しかもちゃんと各OSに備わっているのです。はっきり言って知らなきゃ損!ぐらいのお得機能です。

という名称で皆さんのパソコンやタブレット、スマホに入っているので、チェックしてみてください。(上記リンクはOSメーカーの解説ページへジャンプします)

PC_なんでも

唐突ですが問題です

あなたは一本の指だけで「!」や「%」をキーボードで入力する方法をご存知ですか?タブレットやスマホのスクリーンキーボードではなく、パソコンのキーボードでの話です。

「びっくり」と入力して「!」へ変換する方法はなしです(笑)。

この場合、問題なるのは、2つのキーの同時押しですよね。

正解は、Windows の場合は、「固定キー」機能の利用です。固定キー機能を有効にすると、「Shift」キーを押した後に「1」キーを押すと「!」が入力されます。この機能があると指一本で入力する場合だけでなく、口にくわえたスティックや手に装着したスティックでも複数のキーの同時押し問題が解決できます。

koteiki

頸髄損傷の方や脳性麻痺の方に役立つ機能ですね。ちなみにMacの場合は「スティッキーキー」機能と呼んでいます。

と、まぁ、これはほんの一部の機能に過ぎず、実はそれぞれのOSにはたくさんのアクセシビリティ機能が含まれています。それらを一つ一つ取り上げて解説していくことも考えたのですが、まずは、スイッチで操作するためのアクセシビリティ機能にポイントを絞って解説していきます。

これからのテーマ

おおまかに、

  • Windows 編
  • Mac 編
  • Android 編
  • iOS 編
  • なんでもワイヤレス

という感じで順不同に取り上げていこうと思います。全部で何回シリーズになるのやら見当もつきませんが、お楽しみに。

それではまた~。

【アクセシビリティ機能のキホン 他の記事はこちら】

① IT機器をスイッチで操作! アクセシビリティ機能のキホン

② スイッチ操作の仕組みと「なんでもワイヤレス」|アクセシビリティ機能のキホン

③ スイッチでWindowsを操作する方法|アクセシビリティ機能のキホン

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スイッチでMacを操作する その1|アクセシビリティ機能のキホン

スイッチでMacを操作する その2|アクセシビリティ機能のキホン

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