【改訂版】MOMOは他の上肢装具となにが違うの??

こんにちは、てくのブログです。

すっかり忘れていましたが、1年以上前に「MOMOは他の上肢装具となにが違うの?」 というエントリを書きました。

この1年と数か月の間にも、補装具の支給対象になったり、車いす用ブラケットやフロアスタンドができたりと、MOMOは進化を続けています。
なのでこのエントリを最新バージョンに改定したいと思います。

B.F.O型上肢装具

MOMOは「B.F.O型上肢装具」というカテゴリに入ります。このカテゴリには他にも「ポータブル スプリング バランサー(PSB)」や「ボールベアリングフィーダー」といった商品があります。

難しいのはそれぞれに異なる機能やオプションがあって、しかもご利用者の症状や使う環境、目的などによって良し悪しが変わるということです。ようするに、「誰にとっても、なにをするにも、MOMOが一番優れている!!」ということではありません。(そうであれば嬉しいのですが…)

各商品の特徴を踏まえて、適切なものをチョイスしてもらえたらと思います。

比べてみる

それでは早速比べてみましょう。主な機能やオプションをまとめてみました。

こうして 比べてみると、腕を下から支えること、かつスプリングによってクッション性上下のアシスト力があること、ユーザー自身でのつけ外しロック機能が優れていることがMOMOシリーズの特長と言えます。

またMOMOは、MOMOプライムやPSBとはスプリングの力のかかり方が違います。この点が、「今まで使いやすいものが見つからなかった」という方々から評価していただける理由だと思います。

最近までPSBに対し劣っていたオプションが豊富さも、「車いす用ブラケット」や「フロアスタンド(補装具対象外)」を追加したことで追いついてきたかなーと思います。

MOMOシリーズとPSBは、どちらも比較したうえで、長く使うことも考えて、ご自身に合うものをチョイスしてください。

ボールベアリングフィーダーはMOMOシリーズとPSBに比べ動きの自由度や調整機能が限定されますが、最もシンプル手軽に使うことができます。

ということで

MOMOシリーズと他のB.F.O型上肢装具の違いを紹介しました。上肢装具を選ぶ際は、参考にしていただけると嬉しいです。

MOMOシリーズの詳しい情報はテクノツールのサイトでご覧くださいませ。
最近動画も増えてきたので、この機会に全部紹介しちゃいます。




それではまた~。

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MOMOの2016年度まとめ

こんにちは、てくのブログです。

年末にMOMOの2016まとめというエントリを書きましたが、今日は年度末ということで2016“年度”まとめとしてアップデートしたいと思います。

補装具として認められてからちょうど1年。たくさんの方に支えられてきたこの1年を振り返りたいと思います。

補装具費の支給実績

年末時点の17からさらに増え、22の都道府県で支給が認められました。
支給件数はやはり首都圏と関西圏が多いですが、最近は九州でも増えてきています。

特約店のカバーエリア

首都圏~中部~関西をほぼカバーできるようになりました。

年末時点との違いでいうと、大井製作所さんの参加やケアショップハルさんのエリア拡大のおかげで関西エリアが充実してきました。

これからは北と南をがんばります。

ユーザー層(個人)

ユーザー層は大きく変わりません。ALSや筋ジストロフィーといった神経疾患・筋疾患の方、頸髄損傷の方を中心に使っていただいています。

国内・海外比率

こちらも変わらず、ほぼ半々です。引き続きヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、台湾などへ広めていきます。

というわけで、

補装具費の支給対象となってから1年間、日本全国たくさんの方や病院で使ってもらえるようになってきました。ありがとうございます。

最近では両腕での支給例が増えてきたり、資格試験への挑戦楽器の演奏など使い方もユーザーさんが広げてくれています。

2017年度も支給実績、特約店の対応エリアを増やして、必要な人にスムーズにお届けできるよう取り組んでまいります。

MOMOをお試ししたい方は、各地のテクノツールが参加する展示会にお越しいただいたり、お近くの特約店、常設展示場等へお問い合わせください。

それではまた~。

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MOMOユーザー 生の声を紹介します

こんにちは、てくのブログです。
2017年はもっと投稿ペースを上げられるよう頑張ります。

さて今回はMOMOユーザー、K様からいただいた生コメントを紹介いたします。

食事に整容に趣味と、色々なことに使えるMOMOですが、K様にとっては資格試験へ挑戦するためのパートナーでもあります。

ご本人に加え、なんと奥様からもコメントを寄せていただきました。ユーザーさんの生の声をぜひご覧ください。(※事前にお二人の許可を得たうえで掲載しています)

資格試験に挑戦

私は、4年前にALSを発症しました。

現在は、手を数cm上げて、ゆっくりで汚い字なら書けます。

手をテーブル上で前後左右に移動させるのもできますが、時間がかかります。
在宅勤務をしており、仕事はすべてPCでやっています。

会社を辞めた後に障害者でも、できる仕事はないかと探していたところ、社会保険労務士という資格があると聞きました。
私は、障害年金の受給もしていますが、1回の申請で受給まで到達できたのが、社会保険労務士さんのおかげだったのです。
障害者の役にも立つため、是非、この資格に挑戦しようと思いました。

ただ、試験時間が4時間50分と長く、自力で回答するのは無理なため、装具を使ってできないかと思い、色々探しましたが、なかなか合うものがなかったのです。

そんな時、MOMOを使ってみました。

うまくフィットし、テーブル上での手の動きもスムーズで、筋肉の疲れもほとんどなかったです。
試験勉強や模擬試験の時も使用し、非常に役に立ちました。

試験勉強にMOMOを使用
試験勉強のパートナーとして。

試験の合否は、11月にわかります。
仮に不合格であっても、MOMOがあるので、もう1年頑張ってみるつもりです。

MOMOは、私には非常に役に立ったのですが、以下の点に注意が必要です。

購入してすぐにスムーズに使えるわけではなく、ばねの強さ、設置する位置、固定の仕方、椅子の高さ等自分に合うような調整が必要です。
また、障害によっては、使えないか方もいらっしゃると思います。

テクノツールさんには、利用者の意見を聞いて、日々改良してより良い器具を作っていただきたいと思います。

img_0569
肘周りはかなり独特な使いかたです。

奥様からのコメント

主人は資格試験を取得するのが趣味のような人で、ちょうど確定診断が下りた2012年も大切な試験を控えていました。

今思えば当時は歩けましたし、手も疲れますが、今よりも動きました。
だけどALSと分かってからはもう試験は受けないといい、断念しました。

夫婦で話し合い、主人はその時が来れば呼吸器を選択してくれると言っています。

けれども私はその話し合いをしてから“生きる意味”をずっと考えていました。

主人にとっての生きるということ、たぶんそれは、家族のためや社会のために自分の存在意義を見出すことなのだろうと。

MOMOをネットで見たとき、主人がすぐさま

「これだったら長時間の試験も耐えられるかな」

と言いました。

その言葉が嬉しくて、応援するから頑張ろう、と勧めました。

MOMOは主人に生きる希望をくれました。

命ある限り前を見て進む、その主人の姿勢を後押ししてくれたのがMOMOなのです。

(コメントここまで)

K様、そして奥様、本当にありがとうございます。

原稿をいただいてから掲載が遅くなり、大変失礼いたしました。

今回は取材ではなく直筆のコメントをそのまま掲載させてもらいました。
MOMOがK様と奥様のお役に立てていると感じることができ、我々としてもこれ以上ない喜びです。

「注意が必要」とご指摘のあった調整が必要な点や、どうしても合わない人がいるということは、MOMOに限らず福祉用具全般に当てはまることで、我々が日々直面している大きな課題でもあります。

MOMOに関しては事例を増やし、取扱いに慣れた特約店を増やすことで、ユーザーさん毎に適した調整を全国で提供できるよう取り組んでいるところです。もちろん商品としてのバージョンアップも日々検討を重ねています。

鋭いご指摘ありがとうございます。

またコメントと写真のご提供、ブログでの掲載許可をいただいたことに、この場を借りて御礼申し上げます。

これからもMOMOはK様の挑戦をサポートして参ります!

それではまた~

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MOMOの2016まとめ

こんにちは、てくのブログです。

2016年もそろそろ終わりが近づいてまいりました。

今年も色々なことがありましたが、テクノツールにとって最大のニュースはなんといっても4月からMOMOシリーズが補装具費の支給対象になったことでした。
(他にも「みてタッチ」や「Zono」を発売したりと、今年は割とニュースが多い年でした。)

ということで、今年のMOMOがどんな感じだったのかまとめてみました。

補装具費の支給実績

4月から12月の8ヶ月間で北は北海道から南は沖縄まで、計17の都道府県で補装具費が支給されました。

個人的には「思ったより少ないなぁ…」という感じですが、たぶん同じ都道府県内で複数の方々に支給されていて、ユーザーさんの数はもっと多いからなのでしょう。

もちろん今まさに申請中の都道府県もありますし、4月以前に特例支給を受けられたところもあります。

来年はこの地図の半分は埋めたい!!

特約店のカバーエリア

続いて特約店さんが対応してくれるエリア。うーん、こちらはもっとスカスカですね…

今も数社と交渉中ですので、来年の早い時期にはもう少し埋められると思います。
同じく2017年中に半分は埋めたい!!

ユーザー層(個人)

MOMOのユーザーさんはALSや筋ジストロフィーといった神経疾患・筋疾患の方が過半数を占めています。

以前こちらの記事でも少し触れましたが、同じB.F.Oというカテゴリでも、他社製品とMOMOシリーズはアシスト力のかかり方や使用感が異なります。この違いが、これまであまりB.F.Oを利用できなかった層に使ってもらえている要因だと感じています。

日常的に使えて、しかもヘビーユーザーが結構多いので、来年はもう少しユーザーさんの紹介もしていきたいと思います。

使用目的

食事、歯磨き、お化粧、字を書く、絵を描く、ピアノを弾く、三線を弾く、パソコンの操作、タブレットの操作、本を読む、腕を動かす練習、ストレッチ、…

などなど、幅広い目的で使われています。

自分のタイミングで、自分の順番で食事がしたいというのは一番多い目的です。

IT機器を操作することで仕事や学習に活用している方もいますし、Facebookでも再三紹介しているケンさんは、日本全国や海外でMOMOを使いながら三線を演奏しています。

ユーザーさんの意欲によって使い道はどんどん広がっていっています。

国内・海外比率

最近お知らせすることが少なくなっていますが、ヨーロッパを中心に海外でも使われています。
国内・外問わず使ってみたいと思ってくれる人に届くように、どっちも頑張ります。

というわけで、

年末なのでまとめてみましたが、補装具費の支給対象になってからまだ9か月なので、あまりキリの良いタイミングではないですね…
1年経つころに改めてまとめてみたいと思います。
あと3ヶ月がんばります!!

それではまた~。

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沖縄・北海道で超・ミニ体験会を開催します!

こんにちは、てくのブログです。

今日は告知です。

6月に沖縄で、8月に北海道で、超・ミニ体験会を開催いたします。

6月22日(水) @沖縄県浦添市

出展企業:丸日本(株)、テクノツール(株)

6月22日(水) 14:00~16:00 浦添市社会福祉センター (浦添市)

沖縄では障がい者ITサポートおきなわ丸日本(株)、テクノツールのコラボで開催します。

一緒に出展する丸日本さんは「チェーンブランケット」、「マスターケア」といったおもしろい商品を輸入販売しています。
我々とはまったく異なるジャンルの商品なので、いつも楽しませてもらっています。笑

また前日の21日(火)は、沖縄型神経原性筋萎縮症の家族会「希の会」の総会でも体験会をやらせていただきます。
詳細はチラシをご覧ください↓

チラシ_160622浦添市社協
沖縄のチラシです。

8月19日(金) @北海道札幌市

出展企業:テクノツールのみ

8月19日(金) 13:00~16:00 北海道難病センター 3F 小会議室2

北海道では北海道難病連さんのご協力により開催します。
詳細はチラシをご覧ください↓

北海道のチラシです。
北海道のチラシです。

チラシのデザインがほぼ同じですが、そこはご愛嬌。

なぜやるのか?

日本で大きな福祉機器展といえば、HCR(東京)、バリアフリー(大阪)、ウェルフェア(愛知)、西日本福祉機器展(福岡)といったものがありますが、いずれも都市部に集中しています。

もちろん、沖縄と北海道からのアクセスは一番大変です。「情報が足りない」、「知っていても試す機会がない」というお声を、これまでもいただいていました。

たからといって、いきなり大規模な展示会を開くのはハードルが高い…
ということで、超ミニサイズではありますが、「何もやらないより、とりあえず1回やってみよう」という感じでやらせていただきます。
我々にとっても一つのチャレンジであります。ぜひご来場くださいませ。

最後にこれだけはお伝えしたいのですが、どちらも現地の方々のご提案、ご協力あっての開催です。本当にありがとうございます。

沖縄県、北海道の皆さまにお会いできるのを楽しみにしております。開催が近づいたらまたFacebookでお知らせします。

それではまた~。

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「食べることの楽しさを思い出した。」| MOMO ユーザーインタビュー ~ 本橋 様 ~

こんにちは、てくのブログです。

MOMOのユーザーさんの声をお届けする、「MOMOユーザーインタビュー」。

今回は初の両腕ユーザー、本橋さんのインタビューです。

本橋さんは、周りの空気を明るくしてくれる、かわいい笑顔が印象的な女性です。
数年前に上肢型のALS が発症しました。もともと看護師として障がい者施設や病院で勤務されていたそうで、お会いするといつも、ご自身の経験をもとにいろいろなことを教えてくれます。

家にいるときに身の回りのことを自分でもできるよう、良い道具がないか探していました。なかなか自分に合うものに巡り合えなかったそうですが、福祉機器の展示会で偶然MOMO を見つけ、試しに使ってみるとすぐに気に入ってくれました。

その後、自治体の積極的な後押しもあり、ついにはMOMO初の両腕ユーザーになってくれました。

食べることの楽しみを思い出した

字を書いたり、携帯電話を使ったり、コーヒーを飲んだりと、色々な場面でMOMO を使っている本橋さんですが、一番変わったのは「食べることの楽しみを思い出した」ことだそうです。

食事をするためには、身体の色々なところを動かさなくてはなりません。それはとても体力を使うことです。

本橋さんは自然と食事をすることが億劫になり、いつしか体力の消耗を抑えるために、生きるうえで必要最低限の量しか食べないようになっていました。

しかしMOMO を使うと、テーブル上にあるお皿にすべて手が届くようになりました。しかもほとんど疲れません。

食べる量が増えて、食べるスピードも早くなって、ついパクパクいっぱい食べちゃうんです。」 と嬉しそうに(恥ずかしそうに)話してくれました。

この急激な変化にはご家族もとても驚いていました。

食べることの楽しみを思い出した。
「食べることの楽しさ」を思い出した。

両腕でMOMOを使っている本橋さんは、食事のときは右手カフをつけてフォークを保持しています。そして左手にはお茶碗を持って、背筋がピンと伸びた美しい姿勢で食べられるようになりました。

もちろん腕を支えているから疲れにくい、ということもありますが、良い姿勢を保てるということも疲れなくなった要因の一つかもしれません。

自分一人でも自由に使える

本橋さんは、リビングにあるダイニングテーブルにMOMOをつけています。

なにかやりたいことがあるときはそこに座ります。

自分でMOMOに腕を乗せて、ロックを外し、コーヒーを入れます。

コーヒーを飲みながら手紙を書いたりもします。

友人に電話をかけるときもあります。

用事が済めば自分でロックを外して、MOMOから腕を降ろします。

やりたいことを、やりたいときにできるようになったので、家に一人でいるときも、不自由することはかなり少なくなりました。

手紙を書くことも。
手紙を書くことも。
自分でつけ外しできる(※この写真は本橋さんではありません)
自分でつけ外しできる(※この写真は本橋さんではありません)

可動域が劇的に広がった

腕を動かせる範囲も、本橋さんの場合は劇的に広がりました。

自力では腕を後ろへもっていくことがほとんどできないのですが、MOMO を使うと肩の可動域が一気に広がり、健常者と変わらないくらい後方へもっていけるようになりました。

自力だとこれくらいしか動かせないのに…
自力だとこれくらいしか動かせないのに…
MOMOをつけるとこんなに動く。
MOMOをつけるとこんなに動く。

私たちも大変驚きましたが、訪問で来ているドクターも相当びっくりしていたそうです。良い運動になるからと、毎日何度もやってみているらしいです。

MOMOがある生活をおもしろがって、いろいろなことに使おうとしてくれている本橋さん。

短期入院のときは病室でも使ってくれて、しかも他の患者さんたちやセラピスト、看護師の皆さんに宣伝までしてくれました(笑)。

これからもMOMOが本橋さんの生活をサポートしていけると嬉しいです。

本橋さんのインタビューはこちらからもご覧いただけます。

本橋さんの使いかたまとめ

  • 食事書字、携帯電話での通話などに使っている
  • 両腕で使っているから、右手はカフ+フォーク、左手はお茶碗という美しい姿勢で食べられる
  • 自分でつけ外しできるから、家に一人でいるときも自由に使える
  • 腕の可動域が劇的に広がったので、リハビリがてら腕を動かす運動をしている

「自分でつけ外しができる」ということが、一人でいることが多い本橋さんには特に喜ばれています。また両腕で使おうという人はどんどん増えてきています。できることがさらに増えたり、姿勢がよくなったりと、結構いいことがあります。

まぁ、場所はそれなりにとってしまうんですけどね…

それではまた~。

【MOMOユーザーインタビュー 他の記事はこちら】

① 「『自分で食べられる』ことの価値」|~ 山邊 様 ~

② 「食べることの楽しさを思い出した。」| ~ 本橋 様 ~

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MOMOを買うときに補助は受けられるの?

こんにちは。

今回は久しぶりにアームサポートMOMOのおはなしを。

おかげさまでMOMOを知ってくれている方が増えてきており、お試し(1週間無料貸し出し)のお申込みをたくさんいただくようになりました。

お試しをして、「欲しい!」となって、まず気になるのが「購入?レンタル?そもそも補助は受けられるの??」ということだと思います。今回はMOMOを手に入れるときに使える制度と、その手続きについて紹介します。

MOMOは補装具(仮)

MOMOは「補装具費支給制度」のなかで、「上肢装具」の「B.F.O」という項目で支給を受けられる可能性がある商品です。この制度では、レンタルではなく購入費用の一部に対して支給を受けることができます。自治体の障がい福祉担当の部署が、だいたい窓口になっています。

※制度の概要については厚生労働省のサイトをご覧ください。

なぜ“可能性がある”商品なのか?

それはMOMOがまだ、この制度の対象として正式に認められていないからです。

補装具費支給制度の対象になるためには、しかるべき申請を行い、制度の対象として認めてもらう必要があります。MOMOは今年度にその申請を行っていますが、まだ認められてはいません。結果が出るまではもう少しかかります。

MOMOは“特例”

この補装具費支給制度では、MOMOのような新しい商品を必要とする人への配慮もなされています。それが「特例補装具」という支給方法です。制度の対象となっていなくても、どうしてもその商品が必要な場合は、自治体や更生相談所の判断で特例で支給を認めてくれるのです。

取付位置

ただし、この方法はあくまでも“特例”です。本来認められていない商品に対して支給するわけですから、そう易々とはいきません。認めてもらえたとしても、支給金額にはバラつきがあります。

では、そんな特例補装具はどんな基準で判断されるのでしょう?

特例補装具の判断基準は?

MOMOシリーズはこれまで全国12の市区町村で特例として補装具費の支給が認められました。特例補装具の支給可否を判断するうえで一番重視されるのが、“MOMOでなければならない理由があるか”ということです。

「上肢装具」の「B.F.O」という項目には支給対象としてすでに認められている商品があります。これを仮にAとします。Aがあるにも関わらずMOMOを購入するために支給をしてもらうには、

  • なぜAではだめなのか?
  • なぜMOMOなら良いのか?

ということを自治体や更生相談所に理解してもらう必要があります。

Aに当てはまるものはいくつかありますが、そのなかでもポピュラーな商品とMOMOの比較記事を以前アップしています。ご購入を検討されている方は、ぜひご覧ください。

BFO比較

比較記事:MOMOは他の上肢装具となにが違うの??

実物を見てもらおう

新しい商品の場合、判断する自治体や更生相談所の方々も存在を知らない、あるいは知っていても実物を見たことがない、ということは多々あります。補装具に限った話ではありませんが、なにかを知らない、見たことがないという人たちに対しては、実物を見てもらう、または使ってもらうというのが、理解してもらうための近道だと思います。

AとMOMOを使うところを直接見て比較してもらえれば、なにをする時にどういう違いがあるのか?どれだけ違うのか?といったことをわかってくれるはずです。

この時に、AとMOMOを使っている動画を撮影しておくことも大切です。通常、特例補装具の支給可否は会議で決定されます。自治体や更生相談所の方に動画を渡せば、会議の出席者全員に見てもらうことができます。

直接見てもらうことが難しい場合でも、動画があれば自治体や更生相談所の方に見てもらうことができます。口頭で説明するよりもはるかに伝えやすいですよね?

デモ機を借りる

直接見てもらう、または動画の撮影は非常に有効ですが、そもそも見てもらったり動画を撮影したりするときには、当然ながらAとMOMOの実物が必要です。MOMOは1週間無料貸出をやっておりますので、ご希望の際はMOMOのサイトにある貸出申込書をお送りください。

既に認められている商品A(といってもいくつかあります)は自治体や更生相談所が持っている可能性もありますが、まずはメーカーや販売店、通っている病院などへお問い合わせください。たとえば一番ポピュラーなPSB(ポータブル・スプリング・バランサー)はメーカーさんからも借りられますし、持っている病院もたくさんあります。

※病院から借りられるかどうかはケースバイケースです。

おわりに

長々と紹介してきましたが、手続の詳細は自治体によって異なります。MOMOが欲しいと思ったら、まずどのような手続きが必要なのか、自治体の障がい福祉担当の部署へお問い合わせください。

MOMOがまだ特例でしか支給を受けられないということは、我々も非常に心苦しく感じております。この記事が少しでも、皆さまの手続を進めるうえでお役に立てると嬉しいです。

繰り返しになりますが、すでに正式な支給対象として認められるよう、申請は出しています。これが認められば、他商品と比較して“MOMOでなければならない理由”を理解してもらう必要がなくなり、申請手続きが格段に楽になります。

春ごろに結果が出る予定ですので、Facebookやこのブログ、会社のサイトなどでお知らせします。

ちなみに、MOMOは治療用装具として給付が下りた実績もあります。こちらの制度についても、そのうち紹介したいと思います。

それではまた~。

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「『自分で食べられる』ことの価値」| MOMO ユーザーインタビュー ~ 山邊 様 ~

こんにちは。

てくのブログでは色々な情報を発信していきますが、そのなかでもテクノツール商品のユーザーさんの声や使用事例をお届けすることを意識してまいります。実際に使っている方々を知ってもらうことで、自分がやりたいことをするためにはどの福祉用具を選べばよいのか?もっとうまく使う方法はないのか?というような疑問解消のヒントにしてもらえると嬉しいです。

それでは早速、今回はMOMOプライムのユーザー第一号である山邊さんのことを紹介します。

実は山邊さんのことは2年ほど前にFacebookでも紹介しましたが、ご覧になっていない方が多いと思いますので、再編集してお届けします。

「自分で食べられる」というのは、かなり大きい

山邊さんは頸髄損傷患者(C5レベル)で、現在は神奈川県内のとある病院に入院・生活されています。

MOMOプライムを最も多く使うのは食事のときで、手首を背屈気味に固定するスプリントと併用しています。
また、肩の筋肉を使って上腕と前腕を一緒に持ち上げるため、エルボーレストが肘に当たって動作を邪魔してしまいます。なので山邊さんは以下の写真のように腕を置き、エルボーレストとの接触を防いでいます。その代わり腕が落ちないよう、面ファスナー(マジックテープなど)で前腕をアームレストに固定しています。

現在のMOMOプライムはエルボーレストを簡単に外せるようになっているので、山邊さんのような動かし方をする人は、より簡単に腕を置くことができます。実際、C5レベルくらいの頸髄損傷患者さんはこのような使いかたがマッチすることが多いです。

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スプリントと腕の置き方

 

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OTさんが自作したスプリント

「部分的に介助は必要だが、MOMOプライムを使えば自分で食べることができる。この違いはかなり大きい。」とおっしゃる山邊さん。

確かに肘関節の屈曲や前腕の回外動作が難しいので、お皿の移動やスープを飲むときは助けが必要です。しかしそれ以外の場面ではほとんど助けを借りず、自分自身でお皿から口元にスプーンを運んでいます。自分のペースで食事ができるということは、「かなり大きい」のです。

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一部介助は必要だが、ほとんど一人で食べることができる。

入院当初は共有スペースでセラピストの介助を受けながら食事をしていましたが、しばらくしてから病室で食事をするようになりました。そうなるとMOMOプライムのセッティングをヘルパーや看護師にやってもらうことになるのですが、一度調整してしまえば毎度の取り付けはそれほど難しくないため、特に不便を感じていないとおっしゃっていました。

MOMOプライムがあるから

またリハビリの時間には、雑誌をスタンドに立てかけ、滑り止めのゴム手袋をつけて雑誌をめくる練習をしていました。協調動作を取り戻す訓練の一環です。取材当時はまだ始めて日が浅く、ページを1枚ずつめくる、右ページを左へめくる、といった動作に苦労されていました。

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雑誌をめくる、協調動作のトレーニング

45分間の練習を終え、かなり疲れた様子でしたが、「こういうことも、MOMOプライムがあるから練習できるんだ。」と力強くおっしゃっていました。

最近のご様子

導入してから2年以上が経つ山邊さんですが、今でもMOMOプライムを使って病室で食事をしたり、タブレットやPCの操作にチャレンジされています。これからもMOMOプライムがお役に立てると嬉しいです!

山邊さんのインタビューはこちらからもご覧いただけます。

山邊さんの使いかたまとめ

  • 一番の用途は食事
  • 協調動作の訓練にも使っている
  • スプリントを使って手首を背屈気味に固定している
  • スプーンはスプリントに差し込んで固定
  • 腕を上げるときにエルボーレストが肘にあたってしまうため、エルボーレストを避けるように前腕を乗せている(現在のMOMOシリーズはエルボーレストを外すことができる)
  • 腕が落ちないよう面ファスナー(マジックテープなど)で固定している

という感じでした。MOMOだけでは手首から先を支えることが難しいので、スプリントやカフとの組み合わせはとても相性が良いです。ぜひお試しください!

それではまた~。

【MOMOユーザーインタビュー 他の記事はこちら】

① 「『自分で食べられる』ことの価値」|~ 山邊 様 ~

② 「食べることの楽しさを思い出した。」| ~ 本橋 様 ~

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